夏もつかの間

はい、また月刊となりました。


先々週頃までは毎日の快晴で、暑いときは28度まで上がったのだけど、
梅雨時のようにシトシトと毎日雨が降り、気温も急激に降下。
この真夏入りの7月で、20度をきる毎日。
Tシャツ1枚では外に出られない!www
イングランドは多少暖かいのだろうけど、
あと数週間で「秋が来るのでは」ないかと、密かに予測しつつ。。。



石川遼もこんな寒くて厳しい条件なのに、頑張ったね〜!
あの防風林もない、海岸線のゴルフコース「ターンベリー」
そりゃ〜風は強いわ、寒いわ、雨は横(!)に降るわww、大変だ!
と、行ったこともないが、2年も住んでりゃ対外予想はつくもの。
とはいいつつ、そんな「夢の舞台」で戦う石川、是非生で見たかった。
PCとネット回線で見れる日本のテレビの中継をときおり見てました。



さて最近は:

フラットメイトたちとの最後のドライブで、
ボーダーズ地方の「見納め」ということで、
この地方の見所。宗教改革で破壊しつくされた修道院跡の数々(それぞれ別の宗派)。
ジェドバラ修道院跡、ドライバラ修道院跡、ケルソー修道院跡を巡る。
ドライバラは、敷地も広大で圧倒。
ジェドバラも巨大で、無料貸し出しの「中世のコスチューム」
を見にまとう怪しげなグループは、短編ムービーの収録。


ただ、花粉発生の真っ只中で、そのドライブの半分は「鼻」との戦い。
豚インフルよりもこっちのが深刻!!!!
杉は持ってないのだけど、昔から持ってる雑草花粉がイギリスでも!!
そういえばオーストラリアでも苦しんでたけど、
スギ花粉の少ないイギリスの花粉発生時期は、牧草の刈り込みの6月。
国中に広がる農場と牧草地。
そりゃヒドイわけだわ。

ちなみに、花粉症の英訳は「Hay fever」。 直訳で「牧草熱」。



そして、フラットメイト達も、それぞれの国に完全帰国。
フロラはパリへ。。。
ギヨムはリール(北フランス)へ。。。
ステッフィはヴュルツブルグ(バイエルン)へ。。。
ウィリアムはアバディーンへ。。。


だがしかし!!!!
彼らは飛行機でも1〜2時間という距離wwwwww
例えば、「東京から飛騨へ帰る」という感覚で帰って行くのですwwww
極めつけは、ギヨムとステッフィは、共にルノーぽんこつ車で帰って行ったwwww
なんとドーバーからカレーまでユーロトンネルを走る、車も一緒に載せれる列車、
「ユーロシャトル」が走っているのだ!


東京から札幌までドライブするような感覚でしょうかw



今のフラットには、実家アメリカへのひと時の夏休みから帰ってきたばかりの
ルークと2人きり。
お互い「完全と化した夜人間」なので、
フラット内の時間の流れと、窓の外の時間の流れが全くの逆wwwww


まぁ、その分お互いに気を配らなくて気が楽ですがw



そして、家族も最近こちらに遊びに来ていたので、
エジンバラグラスゴーを、巡り直してみたり、
ハイランドのグランコー渓谷とネス湖のツアー。



この間は、ロバート・バーンズの生まれ故郷「バーンズカントリー」
エアーとアロウェイをふらっと訪れてきました。
ロバート・バーンズは、
蛍の光」「故郷の空」と日本人にも慣れ親しんだ歌の原作者。

ちなみに「蛍の光」の元は「Auld Lang Syne」
故郷の空」の元は「Coming thro` the Rye」


今年はそのバーンズが生まれて250周年。
それを記念して、スコットランド中で
「Home Coming Scotland」と題してさまざまなイベントが行われています。


エアー(イギリスオープンゴルフ・ターンベリーのちょっと北)とアロウェイは
本当に綺麗な田舎。
この小さな村の景色も、思い出に残りそう。



初めて夏をスコットランドで過ごし、博物館や町、村を訪ねたりして、
スコットランドの良さを改めて感じている近頃です。
冬は暗くてキツくて寒くて最悪。「サ・イ・ア・ク」の一言だけど、
その分、夏は緑真っ盛りで、太陽も長くて、本当にいい季節。
スコットランドを段々好きになってきている自分がいます。
でも、ここまで来るのに1〜2年はかかったよ。
悪いトコもいいトコも分かり始めているからかな。



と、そろそろ寝ますわ。

フランス人にひじき

を見せてみた。
フランス人フラットメイト「ギヨム(Guillaum)」には人生初めての「ひじき」との遭遇である。


まずは「袋の中の乾燥ひじき」を披露。


反応:
「何これ? パスタか?!麺か???」
(確かにイタリアにはカラスミパスタが存在するし)


「これでも海草なのだーーー!!
うぁはっはhっははは」(俺)



「へぇ〜〜」(興味深々のギヨム)



(匂いを嗅ぐギヨム)
「げっ!海の匂い↓↓ うぇ。。。キモ!」


ww

実家から次々と送られてきた(ありがたい)ダンボール一箱半の食糧をなんとしてでも消費せねば!!!!
乾物・缶詰・ふりかけ・麺・つゆ・だしの素・餅・赤カブ漬・・・etc
さらに1ヶ月前に豚フル対策ということで
「石鹸ミューズ&医薬消毒液ウェルパス&手術用マスク(しかも英国製てチョwwかなりハイテク)」
と共に送られてきた「大量のみりん干し」に「飛騨納豆」(あの屋台のやつ)
納豆は打ち倒したが(賞味期限過ぎてたけど発酵品やし、ま、いっかw)、
この大量のみりん干し、本気で倒せない!!!!!(汗汗汗
さらにオーブンで焼くと、あの独特の干物の匂い・・・
俺はいいんやけど、魚をあまり好まないフラットメイト(ドイツ・フランス・アメリカ・スコットランドと魚とはほぼ無縁なヨーロッパ人)には、なかなか嗅がれたくないあの匂い。
食っとるときに、気まづくなるというか、なんというか・・・↓
うまいからいいんやけど(!)
できるだけフラットメイトがいないときに食べたいんやけど、なかなかタイミングも計れず、
冷蔵庫に眠るもう三袋のみりん干し。。。


今夜のあのひじきはどうなったかというと・・・
4年の海外自炊歴でも、初挑戦となる「ひじき」
40g分を約10倍の水に浸すこと、30分。
ムクムクふくらんでる〜〜〜(おもしろい)
それを洗って、細かく刻んだニンジンと共に調味料を入れて煮る
ひじきと共に送られてきた「おとしぶた」も大活躍!!


味見=うまっ!!!!(☆幸せ☆)



だが、フラットに立ち込める、あの醤油の煮物とほんのり海草の独特の匂い。
「これはまずい!!!!ヤバっ!!」
換気扇フルにキッチンの窓を前開


興味深々で物静かに現れたのは、ドイツ人元シェフのステッフィー(ステフ)。


「変な匂い〜 超変。 なんじゃこれ〜!??」


しかもこのステッフィー、ドイツ人なくせにビールもソーセージも嫌いなのだけど、
豆腐も嫌いだし(変な感触に味がないから)、魚介類は好みではない。
影じゃ 「きもっ!」とか言ってんやろな〜


そしてそこに現れた、フランス人ギヨム。
こいつも魚はあんま好みじゃないし、みそ汁も微妙な反応やった。
醤油も微妙やし、アジア文化というか日本文化には生まれてこのかた触れたこともない北フランス人。
料理もできんしで毎晩食べるのはパスタかイモかパンかスープ。
イギリス人以上に本物のヨーロッパ人の舌。
(でも海苔巻き醤油餅は、以外にいけた)
できたての「煮物ひじき」を見ると、


「きもっ!!」の連続。 「匂いもきもっ!」×10


自分がひじきをここで煮たのが、タブーだったのか。。。?


いつもはなんでも興味本位で味見をさせるけど、
今回はどうしてもムリ!って感じ。
そりゃそうやわなー


納豆を食ったり、卵かけご飯食ったり、餅食ったり、ソバ食ったり、
みりん干し食ったり、、、
やっぱり相当珍しいみたいで、いつもの一言目は「なに食ってんだ?」


彼らの反応を見るのも、非常におもしろい。

スコットランドの夏

先月も更新一回で、気づいたらもう6月半ば。
日記どころか、月刊です。
なんか、もうやる気というか・・・


スコットランドは先月末に気温が上がりまして、毎日天気で
2,3週間は平均気温25℃っつー珍しいほどの暖かさ!
太陽もオーストラリアのように真っ白で、でもやっぱ風はあるので、
Tシャツ1枚では厳しい感じ。


エジンバラ近郊の町で「ハイランド・ゲーム」があったので、
フラットメイトと行ってきました。
「ハイランド・ゲーム」は、いわば地域の運動会のようなものから、国の大イベント的なものまで、大小さまざま。
メインは、タータンキルトを着たムキムキのおじさんたちが、砲丸投げをしたり、ハンマー投げをしたり、丸太投げをしたり、、、etc
とりあえず投げるものが多かった。
他には、各団体による、バイグパイク・マーチングコンテスト。
小学校のクラブから、町内会、会社チームまで。
そして、女の子には人気の「ハイランド・ダンス」
アイリッシュ・ダンス」とは違って、ハイランドドレス(タータンキルト他、スコットランドドレス)を着て、バグパイプに併せて、狭いステージ上でバレエのようにたくみに踊ります。
元々はどれも全て男性のみしかやることができんかったけれど、今ではハイランドダンスは女性に人気なようです。


一日太陽の下におったので、Tシャツの痕、もうついてまったし!
スコットランドじゃあ り え な い。



友達とも別れたり、フラットメイト達もあと1ヶ月で帰国。
EU圏内なので会おうと思えば会えるけど。
この1年はほんとに早かった!!
去年の今なんて、1ヶ月前?みたいな。
1つ歳とると、ほんと早いわ (涙


試験が終わって、こんな感じで、「貴重な」夏と太陽を満喫してます。



太陽
ビール
太陽
ビール
太陽
アイス!
ケイリー?


近場の小さい町にも行って見たり



ただ先週に雨降られて、また寒い・・・。
昼でも普通にジャケット着てる
去年の夏は例年と比べても寒かったらしいけど、今年は去年以上に寒い!!!

残念

先週の水曜、「学年末試験=進級試験」が終わった。
てごたえは?って聞かれると、ちょっと黙りこんでまうけど、
まぁ、いつものようにフツーにむずかったー


明日かあさって、たぶん結果公表・・・


フツーにこうぇーな


■昨日、1,2ヶ月ぶりに髪切りに行った。
2回ほど行った、町中にある£8(≒¥1200:現レート)の散髪屋は、前回あまりにもヒドかったので、おととしグラスゴーへ来て初めて行った、マレーシア人経営wのその名も「CHINATOWN」という怪しげな建物の中にある美容院(?)に行った。
そこは£15(≒¥2200)とちょっと値がはるけど、今回は自分で切るのもおっくうやし、
アジア人の髪質と頭の形が分かってる(だろう)し。


マレーシア人の兄さんは、なんと1年半ぶりやというのに顔を覚えていてくれて、驚きってか、嬉しかった。
日本人が来るのも珍しいんやと思うけど。。。

そして彼の髪型にもびっくりw
なんか、アニメで見るような昔の不良の髪型(あのジェルで固めて前に突き出したやつ)に金パw
むしろこっちのが驚きww
「クールだねぇ!!」


そこの美容院(?)には、何故か日本のヘアカタログ(2006/07年版&平成12年ものw)が置いてあるということを知っていたので、
「こんな感じで!」
ってお願いした。


始めは髪をすいてくれたりして、順調やったんやけど・・・

そして、手にしたのはバリカン(!!)

ちょっとドキッとするが、(後ろのうぶ毛?をいつもみたいに剃るんか、もみあげ?)
思ったがつかの間!!!!



どんどんどんどんサイドを切り落としていく・・・



終始順序的に、

剥きバサミ → バリカン → 剥きバサミ → バリカン ・・・

て感じで、、、、


結果、残念な・・・


なんか、バリカン特有の、カクッカクッ! て感じで、
簡単で、むか〜しのむかしにはやったような、、、etc


さらに残念なことには、
「もみあげ」も、カクッ!!って剃られてしまった・・・



もう、後戻りはできない!!!


たまには、新しい髪型(髪型と言えるのか・・・)にもチャレンジだ!
ポジティブがネガティブに打ち勝った!!!



が、その夜の飲みの帰宅後、鏡を見る。。。


あぁーーーーーーーーーーーーー(夜中の悲鳴(嘘)



やっぱりダメ



ちょっとだけ「角」の辺だけ切り直そうかと思ったけど、結局は、イギリスはグラスゴーやし、ほかっとくことにした。
だぁ〜れも気にしんやろし。


尚、顔写真は(facebookでさえも)割愛で



あすこの美容院(?)、資格とかほんとに持ってんやろかって思う。
兄さんはいい人なんやけどなぁ〜

前まで行ってた散髪屋もどうかと思うけど・・・。



●n×(剥きバサミ→バリカン) :£15
●ギュッと握って、横にバッサリ :£8



あなたはどちらを選びますか?

豚さん

また日記ほったらかしにしとるけど、
いつもいつも頭んなかじゃ「何書こう何書こう。。。」って考えとるんやけど、
結局は綴らずに、数週間。


先月終わりから、「豚FLU」なるものが騒がれとるな


ヨーロッパは、海に取り囲まれた日本とは違って、小さな国がたくさん隣あっとるし、
シェンゲン協定やらなんちゃらで、互いの国の行き来がほぼ自由で、人の移動も多いし、
移民も多いし、、、
そんなこんなで「危険度たけーな。。。」て思うんやけど、



あれまぁ〜、イギリス豚FLU初感染者、
スコットランド人じゃないの〜、
しかも、グラスゴーじゃ〜ないの〜〜〜、



あ、ここの街!?wwwwwwwww(爆




イギリスでの感染者はそれ以降も増え続け、
スコットランド: 感染確認5名  検査中11名
■英国全体: 感染確認68名(!!!!)  検査中341名
(5/12時点)

英国健康保健庁: http://www.hpa.org.uk/
スコットランド政府: http://www.scotland.gov.uk/Home


さらにスコットランドでは(それも主にグラスゴー周辺)、2例目のヒト-ヒト感染が確認され、数字を見ればヤバイんやけど、まぁ〜町中を見れば想像通りで、誰もマスクなんてしないし(つーか、マスクをつける習慣もないから、マスクすら売られてないし。。。)、「一応」NHS(国民保健サービス)から「豚FLU予防のチラシ」が配られてきたけど、薬局ですら日本みたいに予防コーナーなんてものもないし、、、


「本当にこの国に豚FLUなんてものが起きてんのか???」的な。。。ww



日本のメディアを見てると、日本は本当に騒ぎ過ぎ〜なんて思うけど、
「全く騒がない」のも、「全く気にしない」のも、いかがなものかと・・・



そういえば、フランス人のフラットメイトが友達とエジンバラに行ったときに、お年寄りの団体日本人観光客が全員マスク着けてて、「見てておもしろかった」と言ってた。w
そりゃ〜欧米じゃ誰も公共でマスクなんか着けないから珍しいやろうけど、
すぐにこの国じゃ「ヒト-ヒト感染」なんか起きてまうし、気にしなさ過ぎ・・・
て言っても、変な目で見られるから自分もマスクは着けないけど、、、
最低限、イソジンのうがいと、手洗いだけはちゃんとしてます。


来月の帰国便、日本到着したら全員の検査が終わるまで飛行機の中待機やろ??
だる〜〜〜〜い。。。。。。


て、獣医を勉強してる自分がこんな事言ってるけど。。。



イギリスは感染症に関しては、ヒドイよね
●BSEに続き(発端はイングランドの獣医学研究所という話をどこかで聞いた)、
●2007年はウシとヒツジの口蹄疫(主にイングランド中部)にブルータン、
●数ヶ月前の、北アイルランド産豚肉にダイオキシン検出、
●今回の豚FLU(発端はメキシコやけど)、
クローン羊ドリーの研究なんかやっちゃってるし、
産業革命からの工業化で、イギリスの土壌は汚染しまくってるし、
肉なんて、なんであんなに安く売れてまうんやろ??
どうして「T−BONEステーキ」なぞ売れるのか???
(骨ごとそのまま切って売ってるから、骨髄すらフツーに見えてる。。。)
去年買ったやっすい牛肉ミンチから「骨の破片?!!」が入ってたのには、さすがにぶったまげた!!



☆お肉には気をつけましょうね☆

ただ今!!

Jonapot kivanok.


ハンガリーは、ブダペストから3時間南へ行った、ペーチュという町に来ています


先週エジプト旅行から帰ったばかりですが (爆、
このペーチュという町にインターン?で来ているカナダ留学以来の友達「トモコ」が6月初めに日本帰国ということで、
忙しくならない今のうちに来てしまいました。(笑


ハンガリーの天気は、快晴、快晴、快晴の3日間!!
さすが、内陸部プスタ平原の地中海性気候
”ドナウの真珠”、”ドナウの薔薇”と呼ばれるブダペスト
街の象徴、くさり橋にブダ王宮、16世紀から湧き出ている「ルダーシュ温泉」、
僕の一番の憧れのピアニストでもあり作曲家でもある「フランツ・リスト記念館」、
マルトンヴァーシャールのベートーベン博物館、バルトークコダーイ
音楽好きにはたまりません!


そしてついに3時間特急に揺られ、クロアチアにも近いペーチュに。


小さいながらも、ローマ時代から栄えているというペーチュ。
建物も中欧のカラフルな家々で、イスラムモスクやユダヤ教シナゴーグの名残の建物も残っており、
西アジアの雰囲気も漂っています。


トモコとその友達、フラットメイトの韓国人たちもみんないい人ばかりで、
フラット内も楽しそうで、ハンガリー語は全然分からないけど、
住みたくなってしまうような雰囲気です。



それでは!
Szia!!